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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
502/1400

旅立ち304

それは路地裏にある、行き止まりの小道。


そこに逃げたら、鬼に見付かったら逃げられないように思っちゃうけど、そこの壁は壊れて窪んでいて、その窪みの中に入って空の箱を置けば、壁にピッタリと張り付いて隠れている場所がわからなくなる。


逃げられなくなるリスクはあるけれど、みんな、いつも箱を開けて僕がいないか探して、そのままどっか行っちゃう。


そのリスクを乗り切ってしまえば、後は見付からない。


そこなら、あの怖い鉄の兵士も見付けられない。


そこに隠れよう、そこに隠れれば鬼に見付からない・・・・・・それを教えてあげようとした時だった(きゃん‼)まるで子犬が殴られたかのような小さな悲鳴が耳に入ってきた。


こんな所に仔犬?


そう思って、顔を上げると(ぴきゃ‼)(ぴっ‼)鬼がかくれんぼを始めていた。


目の前で身を小さくして、身を隠しているみんなを見付けては、大きな手を握って、見付けた者を目の前から順番に触っていく。


一振り、一振りして順番に次々とみんなを捕まえていき、捕まった者は小さな悲鳴を上げて、地面に倒れいく。

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