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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち301

行き場を奪われ、そのまま崩壊しようとしていた所で、逃げ場を見付けて逃れないモノなどいない。


出来損ないの人魚は、自分達の磁場にアフレクションネクロマンサーを捕らえて、その場に確保し、全力を出し切って息も絶え絶えになっているアフレクションネクロマンサーの中に入り込んで、出来損ないの人魚のコアとして維持させていた。


(そうだ。だから、あの赤い手の平が生まれたんだ。アフレクションネクロマンサー様をコアにしたから、翡翠の蝶じゃなくて、赤い手の平が)


次第に晴れていく思考、アフレクションネクロマンサー様が捕らわれていることによって、あの出来損ないの人魚がこの世界にいられるというのなら、アフレクションネクロマンサー様を取り戻せば、この戦いは終わりを迎える。


「行ってくる‼」


「姫‼」


それは、赤い霧の中に飛び込むのを止めるためではない。


先程までは、リーフをこの場から逃そうと思っていたが、


「待ってて‼すぐに帰ってくるから‼」


翡翠の蝶が命懸けで戦うのは、地上にいるみんなを守るのもそうだが、翡翠の蝶と赤い鳥の命を削る戦いで、リーフの頭上の制空権を翡翠の蝶が確保してくれていた。

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