旅立ち296
「だったら、どうしたら良いの‼どうしたら、あの化け物を始末出来るの‼」
「犠牲を払ってでも、それを考えるのです‼その答えを出すのに払う犠牲は、支払わざるを得ない代価なのです‼」
こっちは、どうにもならない状況で身動きが出来ないというのに、赤い手の平は壁に行き当たっても、すぐに答えを出して突き進む・・・・・・翼を手にして空を飛んでいくというのに、リーフは飛び立てないでいる。
このままリーフが飛び立てなければ、全員が死ぬという最悪の結末が訪れる。
こんな事になるのなら、最初から逃げていれば助かったとは言わない。
なぜなら、空に浮かぶあの憎々しい存在がいる限り、我々は最初から命懸けの戦いを強いられていたのだ。
最初か逃げ出して、追って来る鉄騎兵をアフレクションネクロマンサー様が始末したとしても、あれは赤い空を吸収しながら、成長して追って来たであろう。
逃げようが立ち向かおうが、どっちにせよ、総力戦を行って命懸けの戦いをしていた。
どちらにせよ、全員死ぬという可能性・・・・・・
(・・・・・・最初から全員死ぬのが運命だった)
いや、それが運命だったのかもしれない。




