表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
492/1400

旅立ち294

仲間のエルフ達によって作り出された時間、この時間の内に、


「姫‼考えるのです‼」


「・・・・・・ダメ・・・出来ない」


何とか、あの出来損ないの人魚の始末をつける方法を考えるように説得するが、リーフは自分の髪を掴んで頭を振って、考えがまとまらないと訴える。


みんなを見捨てて、あの出来損ないの人魚と戦うとして・・・・・・どうやって、倒せば良いのか?


アフレクションネクロマンサー様が相手にして倒せなかった化け物を・・・・・・アフレクションネクロマンサー様に劣る自分が同じことをしても、無駄だと・・・・・・


考えれば考えるほどに悪い事だけが形になり、考えた分だけ可能性が消えていってしまう。


みんなが作り出してくれている時間の中で、苦しみ悩んで答えを出せないリーフと同じように、


『バチバチバチ‼‼‼』


赤い霧の中から生まれ落ちてくる赤い手の平も、手を伸ばせ届く所に命があるというのに、雷の網のせいで命に触ることが出来ずに苦しんでいた。


赤い霧の中から落ちた後は、赤い手の平に出来ることはそのまま地上に向かって落ちること。


赤い霧の中なら自由自在に泳げるが、赤い霧から離れてしまっては、陸に上がった魚、泳ぐことは叶わずに地上にいる命を目指すことしか出来ない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ