表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
483/1400

旅立ち285

『ビチャン……!!ビチャン……!!ビチャン……!!ビチャン……!!』体当たりをされては、翼を羽ばたかせて追い払うが、自分に迫る影の数は次第に増えて、


『ビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャン!!!!!!!!』


「離れなさい!!」


リーフは絶え間無く、影からの衝撃に襲われ続ける事になる。


翼を羽ばたかせて払っても、払った次の瞬間には影がたかり、それは次第に、地上に落ちた小鳥が、アリに襲われて群がれているかのような光景になっていく。


白い光を輝かせてい翼が影に覆われ、光を隠された翼は赤く染まって、悪魔の翼のようになり、


「何が……!!」


リーフの体も赤く染まっていく。


決して、体当たりをされた衝撃で怪我をして、服が鎧が赤く染まっていっているのでは無く、影がぶつかって、その時に残った影の肉片のせいで赤く染まっているだけなのだが、


「気色の悪い!!」


自分の体を勝手に赤く染め上げられていく事に不快感を覚えて、この影が一体何のか確かめるために、


「うぐっ……!!!!」


無数にぶつかって来る影に我慢して、無数の影の中に手を突っ込んで握り締めると、何かを掴んだ。


『バサンッ!!』


何を掴んだのか調べるために、ありったけの力で翼を羽ばたかせて、翼に張り付いた影の肉片を弾き飛ばすと、そのまま滑空して赤い霧の外へと飛び出す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ