表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
482/1400

旅立ち284

その衝撃は脳を揺さぶるほどでは無く、頬に痛みを覚える程では無いが、ネッチョリとした感触を頬が覚えて、頬に手をあてがうと、


「何これ……」


ノリのようなネチョネチョした赤いモノが、張り付いている。


触ると気色の悪い粘り気に、頬に付いた気色悪いモノを拭い取って払うが、


『ビチャン……!!』


「また!!」


今度は、リーフの背中に衝撃が走り、後ろを振り向くと赤い霧に隠れて、影が逃げて行くのが見える。


影はどうやら、リーフに狙いを定めて襲って来ているらしいが、それは特に致命傷になる訳でも無く、ただただ体当たりを繰り返すだけの存在。


この程度の事しかして来ないなら、決して怪我をすることも無く、このまま突き進んでも問題無いと無視して行こうとしたが、


『ビチャン……!!ビチャン……!!ビチャン……!!ビチャン……!!』


赤い霧の中には何匹もの影がいて、リーフに容赦無くぶつかって来る。


「しつこい!!」


しつこく、自分に体当たりを繰り返して来る影を、翼を羽ばたかせて追い払い、影が逃げた所でアフレクションネクロマンサー様の所へと向かおうとするが、


『ビチャン……!!ビチャン……!!ビチャン……!!ビチャン……!!』


アフレクションネクロマンサー様の所へと向かうのを許さないのか、影は追い払われようとも、しつこくリーフに体当たりをし続ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ