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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
473/1400

旅立ち275

全ての責任を彼に押し付けない。


自分も穢れたマナを体中に満たして……


「リーフさんはここで、待ってて下さい」


「その理由は?」


共に向かうと決意したリーフを止める礼人。


「君には傷付いて欲しくない」とか腑抜けた返答なら言う事を聞く気は無かったが、


「あいつのコアを探します。それを破壊出来れば、全てが終わりますが、もし見つからなかったら、私は死にます。その後にリーフさんが命を掛けて、コアを探して破壊して下さい」


「……分かりました」


リーフは納得する。


出来損ないの人魚は300m程の大きさで、そこは赤いモノが濃縮されている。


そこを掻き分けながら、コアになる何かを手当たり次第で探す宝探し。


体力が続く限り砂の中をスコップで堀り進め、周りから崩れて来る砂に耐えながら突き進むが、力尽きればそのまま赤いモノに飲み込まれて死ぬ事になる。

同時に同じ所を探すより、アフレクションネクロマンサー様が探して見付からなかった後を探す方が、みんなが生き残れる確率が上がる。


(順当に頭から行くか)


これは、脳ミソは頭にあるという単純な考えで、それが外れたら尻尾に向かって突っ込めるだけ突っこむ。


運良く、自分の力で尻尾まで裁ければ良いが、運が悪くても……


(せめて腹までは……)


自分が3分の2まで切り裂いて、残りをリーフがやってくれれば決着がつく。

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