表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
469/1400

旅立ち271

「誰も不幸にしたくない…みんなを護りたい……その願いはきっと英雄の条件だと思います……けれど、それだけじゃ英雄にはなれない……私達に言って下さい……あの化け物を倒す為にも、自分の背中は自分で守れと!!命を掛けろと!!アフレクションネクロマンサーと共に戦って死ねる栄誉を与えると!!」


ポロポロとこぼしていた言葉は、最後には思いの丈と共に大きくなって叫び声となって大きく響き、リーフの瞳が涙で濡れる。


それは、本当だったら礼人が言わないといけない、礼人が示さないといけない残酷な事を、リーフが

代わりに声を出しているから。


全員は生きて帰れるなんて都合の良い事を考えるなと…死ぬ覚悟を決めろと……残酷な言葉が心臓を締め付けるが……その残酷な事すらも受け止められる者でなければ、


「お願い…優しい少年じゃなくて……英雄になって……アフレクションネクロマンサー様になって……」


アフレクションネクロマンサー様にはなれない。


リーフの思いの丈を聞いた礼人は一度、出来損ないの方に視線を向けると出来損ないの人魚は、突如として現れた新たな親鳥に警戒しているのか、雛鳥に伸ばしていた手を上げていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ