表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
437/1400

旅立ち238

『ヒュゥゥボォォオオオ!!!!』


放たれた翡翠の矢は、自らの空気を裂く音を掻き消すほどの、けたたましい音を鳴らしながら鉄騎兵達の群れ中へと突っ込むと、


『『『ボヒュ!!』』』


三体の鉄騎兵が、翡翠の光と衝突して消滅する。


そこには一切の抵抗も無く、氷が熱で溶かされたかのように鉄騎兵は上半身を溶かして、その場で倒れ込んだ。


「向かって良いですか!?」



礼人の放った一撃は、一度に三体の鉄騎兵を葬り去り、その光景にオーク達の興奮は最高潮に達して、立ち向かうとするが、


「えっ……待って下さい!!もう一射します!!」


それとは反対に、礼人は目の前で起きた事に半信半疑になって、もう一度、弓を構えて矢を放つと、


『ヒュゥゥボォォオオオ!!!!』


『『『ボヒュ!!』』』


もう一度放たれた翡翠の矢は、先程とたがう事無く、三体の鉄騎兵が溶けて消滅する。


この二射目で礼人の、一射目の不安は完全に払拭された。


「皆さん聞いて下さい!!あの鉄騎兵は、大したことはありません!!」


「おお!!」


これは戦う前の鼓舞では無い、事実なのだ。


目の前にいる鉄騎兵は、初めて遭遇したサイクロプスのような鋼鉄の巨人より劣り、拠点の中で対峙した鉄騎兵よりも柔い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ