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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち225

質問したリーフの事を見る目は、決して睨み付けて相手を威嚇するようなものでは無いが、


「その意味によっては、答えることは出来ません」


礼人の目には優しさは無く、中途半端な思いで聞くには躊躇う程には真っ直ぐに見つめくる。


礼人が、ここで霊能者としての一面を見せるのは、人が死んだらどうなるかという答えを知っているから。


これから戦場に赴くから、死んだ者がどうなるのか恐怖で聞きたい言うのなら、可愛いものだ。


だが、死んだ人間は魂となって、大抵の場合は欠片になり、次の命に繋がるということを話し、それを理解して「それだったら、死んでも繋がっていくんですね」等と言われて自分の命を軽く見られても困る。


まして、この話を他の者達に流布されて、玉砕覚悟の突撃をされたら目も当てれられない。


死後に付いて知りたがるのは世の常とはいえ、おいそれと教える事は出来無い。


彼女が、礼人の視線に耐えてなお、質問するというのなら答えるつもりはあったが、


「…話を切り出すには、あまり良くない話題なんですね」


リーフは、ただ礼人と話をするための話題の切り口としただけで、礼人の目を真っ直ぐ見てまで聞きたい話では無かったらしい。

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