表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
420/1400

旅立ち221

そこにいた者達、ビレーもリーフですら目を丸くする。


こんな穢れた大地で、こんなに輝くマナを見れるなんて夢にも思わず、


「えっと…その……これをどうなされますか?」


しどろもどろになって、目の前のマナをどうすれば良いのか、アフレクションネクロマンサー様に判断を委ねる。


このマナがあれば、高純度な魔法を使うことが出来る。


アフレクションネクロマンサー様は、我々が戦えるようにマナを用意してくれたのだろうが、出来れば……


「これからでは、戦いに使うマナを用意する事は現実的ではありません。これは、みんなの体を癒す為に除霊をしてみました」


アフレクションネクロマンサー様の言葉、「除霊」したというのは分からなかったが、


「部隊を分けて、そこでマナを集めて貰えれば、マナを取り込んでも大丈夫なようにします」


礼人のその言葉で、不安という雲で覆われていた、みんなの表情が晴れやかになる。


________


「ありがとうございます!!」


「我らがアフレクションネクロマンサー様!!」


部隊で分けられた所に礼人が出向き、そこで作られたくぼみに溜まった赤いモノを取り祓って、穢れていないマナを生み出す。


穢れていないマナを生み出してくれた感謝の意を示すために、神に祈るように膝を地に付けて両の手を合わせるが、


「良いんです。傷付いた体を癒して下さい」


彼等の心から感謝しての行いだというのは理解出来るが、大仰過ぎるというか……


そこまで奉るかのような感謝の意を見せられてると、逆に申し訳無くなって、少し引きつった笑顔で応えると早々に次の所へと向かう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ