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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち214

合流地点にしているのだから、多少の物資とか陣地が整えられているのはと期待をしていたのだが、


「ただの合流地点何ですか?」


「うむぅ……」


ビレーの言葉が言葉が濁った。


真実を見せるには心苦しく、真実を伝えられないから濁したのだろうが、その濁りから真実を察するのは用意で、


「このまま、ここにいたら……」


「明日位には来るでしょうね」


逃げた先に拠点があるのなら、何が何でもそこに辿り着かないといけないが、何も無いならここにいても話は変わらない。


鉄騎兵が戦場の処理を終わらせれば、無休での夜通しでこっちへと向かって来るのは簡単に推測が出来る。


このまま逃げ続けても体力が無くなった者が鉄騎兵に捕まり、処理されている隙に逃げ出しても……


「正直な話……このまま逃げ続けても、ここで休んで立ち向かったても、状況は変わりませんよね?」


「……えぇ」


手詰まりであった。


最初の、敗者の処理のために時間が掛かると言ったのと矛盾しているように思えるかもしれないが、最初の一斉に逃げ出した時、逃げ遅れた者達も多くいて、その多くの者を処理するのに鉄騎兵も時間が掛かった事だろう。


だが、逃げ出せた者の中から再び脱落者が出ても、その数は最初の時より数は劣る。


最初の時に比べれば、囮の数は格段に少なくなり、囮が少なくなれば処理の時間も早くなる。


そうなれば、鉄騎兵が追って来る速度が速まるのは、疑いようの無い事実。

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