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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち203

文明レベルが高ければ、我々の世界が車を動かすのに石油や、電球を灯すのに電気を使うように、車を動かすのにマナを使い、電球を灯すのに電気を使う。


しかし、目の前にある籠は人力で運ばせている。


という事は、この世界の文明レベルは、日本なら戦国時代から江戸くらいと推測するのが妥当だろう。


(この世界は乱世なのか……)


リミィの手によって、この世界の連れ込まれたが、今はこうしてリミィと敵対する国の者達と一緒にいる。


乱世ならば単純にどっちが正義で、どっちが悪と言い切れない状況であり、身の振り方で変わる自分の立ち位置に、


(慎重にならないといけないな……)


鉄騎兵を許すことは出来ないが、貴族と貧民みたいな関係図を作り出すリーフ達の国も、良い場所とは言い難かった。


こんな事を言うのも何だが、文明のレベルが低いからこそ上下関係を作り、

あぁやって、籠を引かせる人を人とも思わない行いをさせる。


人の代わりにやってくれる機械が無いから、身分の低い者を生み出して、機械の役割をやらせる。


文明をレベルを知るというのは、その世界の秩序も測ることができ、


(鉄騎兵を産んだのは、そういう事なのか……)


鉄騎兵は貴族を打ち滅ばすために作り出した、弱者の切り札かもしれない。


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