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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち196

礼人の疑問は至極全っ当で、下手な事をすれば助ける仲間がいないにも関わらずに、敵と出会ってしまう。


その事を含めて、敗走先で合流しようと言っているのなら、考えがあるのだろうから構わないのだが、敗北を喫したショックで冷静さを失っているというのなら、もう一度考え直して貰わないと困る。


それは決してビレーの手腕を試そうとしたのではなく、仲間が敗走させられている事に怒り、冷静さを欠いてるのなら、それは話をしないといけない。


そんな、疑問を投げかけられたビレーは、


「それには事情があるのです……とりあえず進みながら説明します」


苦悶に満ちた表情をしてはいたが、その口調には冷静さがある。


「あの鉄騎兵は、生きている物を決して許さないのです。命乞いをしても鉄騎兵には、決して届きません」


「なるほど……でも、それが一体?」


鉄騎兵が敵を無慈悲に殺す……それは鉄騎兵の特性の話であって、敗走先で合流する理由にはならない。


この話が一体何に繋がるのか分からず、つい話を切ってしまうが、


「鉄騎兵は相手を確実に殺すために、戦いが終わった戦場で死体が、グチャグチャになるまで殴り続けるんです」


「…っ!?」


話を切られたビレーの代わりに、リーフが話を続けてくれる。

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