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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
332/1400

旅立ち133

炎の中で身を隠して突撃したリザードマンであったが、


「ふざけるな!!」


オークがハンマーをグルングルンと振り回して、近付けば力の差で叩き殺すと牽制されると、


『ボッ!!』


このまま突撃するのは分が悪いと、早々に軌道を変えて炎の海の中に帰るが、そのまえに嫌がらせで火球をオークに目掛けて吐き出すのであった。


「きさま!!」


オークは自分に吐き出された火球を、振り回していたハンマーを叩き付けて、炎の中に逃げ込んだリザードマンを追い掛けようとするが、


「行くんじゃない!!相手がどれだけいるのか分からないんだぞ!!」


ビレーの一喝で、リザードマンの挑発に乗って炎の中に突っ込もうとしていたオークは足を止める。


「リーフ!!」


「もうやってます!!おじいさま!!」


リーフは自分の周囲が燃え上がった瞬間、食事で取り込み、睡眠によって練られたマナで障壁を作り出していた。


相手が自分達を直接狙ったのではなく、周囲を囲むようにしてくれたのは運が良かった。


運が良かったその理由。


暗闇の中ではリーフの巨体な体格はエルフではなくオークに見え、オークに見えていなければマナを扱えるエルフであるリーフは真っ先に火球を撃ち込まれていた。

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