表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
318/1400

旅立ち119

「姫様だけは守る!!!!」


「傀儡がぁぁぁぁぁぁ!!!!」


一瞬にして戦場と化す大広間、オーク達は手にしていた食料が入っていたタルを地面に落として拳を握り締めると、鉄騎兵も向かい打つ形で拳を握り締める。


まさに、拳と拳を叩き付け合う殺し合いが始まる一歩手前で、


「落ち着け貴様ら!!!!」


鉄騎兵を連れていた彼女が大きな声を上げた瞬間に、彼女が連れていた鉄騎兵が、大広間に雪崩れ込んで来た一体の鉄騎兵を殴り飛ばすと、


「なっ!!」


自分の目の前で対峙していた鉄騎兵が、別の鉄騎兵に殴り飛ばされたのを見て、驚いてオーク達は動きを止める。


「戦わないで!!」


その瞬間に、リーフも大きな声を上げる。


突然の出来事に理解が追い付かずに暴れられては、彼女が「見逃す」と言った発言を撤回しても文句を言えない。


一瞬で荒れ狂った大広間は、一瞬のうちに静かなにな……


「グォォォォォ!!!!」


「貴様!!私に逆らうのか!!」


静かに話し合いが進めば良かったが、殴られた鉄騎兵は彼女の言う事を聞かずに、再び暴れ出そうと唸り声を上げながら立ち上がり、


(静かにして…アフレクションネクロマンサー様が殺されちゃうでしょ?)


鉄騎兵に眩い光の波が襲うと、鉄騎兵の上半身は波にさらわれて消えてしまった。


上半身を波にさらわれた鉄騎兵はそのまま、ふらふらと後ろに一歩、後ろに一歩とバランスを失って下がり続けると、最後には人の下半身をしていた形は崩れて、地面を赤い液体で濡らす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ