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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち100

勢いに乗った突進をまともに喰らえば体が持たないが、足が吹き飛んでバランスを崩した突進など、光の羽を展開している状態なら……


「うっ……」


光の羽を震わせて、その場から離れようとしたが、霊力の剣を作り出したせいで力が足りなくなって羽が震えない。


体力の限界だった礼人は、マナと霊力を結合した光の羽で無理矢理、体の姿勢を維持していたのに力が尽きてしまえば、


「うぐぅ!?」


バランスを崩した無様な突進を避ける事は叶わず、鉄騎兵の突進を喰らってしまうと、後ろへと吹き飛ばされてしまう。


(意識が……)


鉄騎兵に吹き飛ばされた瞬間、体から意識が伸びるような感覚に襲われ、


(いけない……)


こんな意識が伸びている感覚の時に、壁に叩き付けられたりしたら、限界まで伸ばした凧が衝撃で紐が切れて空に飛んでいってしまうように意識が飛んでしまう。


心構えをしようにも意識が伸びて、思考が着いて来ない。


このままではいけないと思っていても、何も出来ない。


為すがままに吹き飛ばされて、


「うっ!?」


固い壁に叩き付けられると思ったが、


「そうか…そうだった……」


この部屋に落ちた時に自分が無事だったのは、クッションのような物があったお陰、それが二度も礼人の事を救ってくれた。

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