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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち90

鉄騎兵が近付いて来たら、鉄の擦れる事で気付くことが出来る……


それは鉄騎兵の弱点であり、やかましく鳴る音のおかげで奇襲されないという自分達の優位性が、敵によってわざとやっていた事だと分かってしまうと、


(抵抗しなきゃ……)


頭の中では抵抗しなきゃと思いながらも、体が驚愕の事実に震えて言う事を聞かない。


近付いて来る鉄騎兵は、間違い無く自分達を殺すために近付いて来ている。


抗わなければ死んでしまうと理解出来ても、自分達は今の今まで、敵の手の平で良いように扱われていたのだと、痛感してしまって震えて恐怖に支配されてしまう。


「後ろに下がっていなさい!!」


アフレクションネクロマンサー様という希望が薄れ、自分達が弄ばれていたという事実に、自失茫然になってしまったリーフに変わり、ビレーが鉄騎兵に立ち向かう。


例え、自分達が騙されて良いように扱われていたとしていても、ここで戦わなければ死んでしまう。


「なめるなぁぁぁぁぁ!!!!」


ビレーは咆哮を上げながらハンマーを振り上げて、迫る鉄騎兵に対抗しに行くが、


『ドッ!!』


「ぐっ!?」


それはあまりにも鋭い、拳の突きであった。

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