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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち55

そこには、入り口と言えるような入り口は見当たらないが、それは最初の時と一緒。


ビレーが岩肌を掴んでひょいひょいと軽々と岩を取り外すと、そこにはレンガで作られた壁が姿を現す。


何らひねる事は無い、岩をめくってレンガが出るという事は、そこが拠点を繋ぐ秘密の抜け道という事。


やっと辿り着いた入り口に安堵したのか、みんなの顔が緩んで笑顔が見て取れる。


これから敵の拠点に潜り込むというのに、気が抜けているように感じるかもしれないが、これから先の事を考えるとこのくらい楽観的な方が良いのかもしれない。


「皆、聞いてくれ。ここまで無事に辿り着けたのは我々の日頃の行いに、アフレクションネクロマンサー様が感銘されて御加護をして下さったと言っても過言ではない」


ここで変に厳しい事を言ってしまって、みんなの士気を下げないように、まずはアフレクションネクロマンサー様の名前を出して、自分達が護られている存在だという認識をさせて士気を高め、


「でもね。この抜け道の入り口の先には、鉄騎兵が見張りをしていると思うの。その鉄騎兵が仲間を呼びに行く前に叩き壊さないと、アフレクションネクロマンサー様を救い出せない……私達の英雄をお連れするためにも、頑張ろう!!」


「はい!!」


高めた士気を引き締め、尚且なおかつ自分達がこれからしないといけない事を、さらりとリーフが言うのであった。

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