246/1400
旅立ち47
「すまない…みんなが自暴自棄にならないように必死に、心の中で押し込んでいたことを口にしてしまって……すまない」
「いえ……」
決して口にしてはいけなかった事。
心の底で恐怖と苦しみに抗いながら死を感じないようにしていても、心は震えて弾けそうになっていた。
「元々、絶望的な状況だった。それを我々は必死に感じないように、理解しないようにしていた……だが、この先にはアフレクションネクロマンサー様がいる……それは、希望なのでは無いのか?」
アフレクションネクロマンサー様……その名前をリーフから聞かされた時、彼等はどうしたら良いのか迷った。
なぜなら、本当にいるかどうか分からないアフレクションネクロマンサー様を探すという無謀さ、アフレクションネクロマンサー様と会えたら本当にこの絶望的な状況をどうにかしてくれるか?
そんな疑問が自分達を襲ったが、それと同時にアフレクションネクロマンサー様を探すという希望。
御先祖様を救って下さった英雄は、我々を救って下さるかもしれないという希望が入り混じったからこそ、判断を付ける事が出来なかった。




