表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
227/1400

旅立ち28

結界を張るというのは強大な力で押さえつける力も重要だが、長い時間、結界を張り続けないといけないこともある。


「このままアレを捕まえます!!」


目の前の敵を値踏みしてみて分かる。


意識を保ったまま、この世界に来たのだから、かなりの実力者だと思ったのだが、


(えぇ、大したこと無いでしょ?口だけの将軍様よ)


(キサマぁあぁぁアァアあぁあぁぁぁ!!!!!!)


白い目にはしっかりと見える、しっかりとした意識を持った魂の周りに、怨霊がラップのように絡み付いている。


それは、力無き者が意識を保ったまま、この世界に来るために編み出した方法なのだろう。


強い力で見ていたため、意識を持った怨霊と赤い怨念が一体に見えていたが、実際は別物、これなら1人でも捕らえることが……


(でも、まだまだ甘いです)


「えっ……」


1人でも捕らえられると思った矢先、


(行け者共!!奴等を殺して恨みを晴らせ!!)


((アァァアァあぁアアァアァああぁ!!!!))


結界の中を所狭しと赤い怨霊が溢れ返る。


「うっ!!」


結界があるお陰で、自分達の方に怨霊は襲って来ることが出来ないが、目の前でコップに注がれた液体のように結界の中が一面赤くなる。


(確かにあの方は残酷な方でしたが、それは敵と身分の低い者に対してのみ。それ以外の方には誇り高い武人として慕われていました。だから彼の一声で集まる者もいるという事です)


「…………」


(正義は人によって、国によって変わります。英雄としてアナタを向かい入れてくれる人もいれば、アナタを邪魔者として捉える人もいます)


まさに、その言葉の意味を実感している。


あの魂の命令通りに、嗚咽を漏らしながら自分の事を憑り殺そうと、ミキサーで具材がグチュグチュになるように怨念が結界の中で踊っている。


怨霊の力自体は大したことは無いが、見ていて気持ち良いものでは無い。


「……では、やりましょう!!」


(えぇ!!)


気を引き締め直し、赤い噴出孔を閉じてから目の前の魂を捕獲し、怨霊を消し去る……それは一人では上手くいかなかっただろうが、リミィとならば十分に出来る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ