表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界
196/1400

異世界47

他の種族は食べ物を摂取することによってマナを補給し、更に食料の質によってマナの補給量も変わる。


エルフ、リザードマン以外の種族は腹を満たさなければ生きていけない。


戦争が長引けば備蓄の食料は少なくなり、保存の効かない食料は質が悪くなってマナの質も悪くなるという悪循環が始まってしまう。


そして現在、その長引くという状況が起き、精神的にも肉体的にも物資的にもマナ的にも限界が迫っている仲間達を、戦場に置いておく訳にはいかない。


仲間達を盤上の駒にしか考えられない貴族にとっては、下々の者が戦って死ぬ事を単なる盤上のゲームとしか思わないかもしれないが、壊れた駒を再び治す術は無く、何より一つ一つの駒に人生の色彩がある。


「ベルガ、私にオークを二人付けて、私の部下を連れて先に行ってくれ」


「俺でなくて良いのか?」


「今からすることは私でなければならない以上、現場の指揮を執るのはベルガしかいないだろ?この鉄機兵を運んでくれ」


フレンの言葉に、ベルガは目を閉じて小さく息を吐く。


フレンに重責を担わせる事になってしまい、それ以外の選択肢を出すことが出来ないことを自分を不甲斐無く思い、けれどそれを納得せざるを得なかった。


「分かった。そしたら……」


ベルガの視線にいるのは、先程鉄機兵に傷付けられた三人のオークであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ