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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界
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異世界40

だが、戦いの流れはフレン達に流れ、鉄機兵にとっては最悪の選択肢を選んでしまったことになった。


フレンの撃ち放ったサンダーボールが、眼前で弾けると光が鉄機兵の視界を奪い、弾けた衝撃でまるで顎にアッパーを喰らったかのような衝撃で上半身が浮いてしまう。


その衝撃は、ひっくり返って無防備な腹を曝け出してしまう程の威力ではないが、上半身が浮いてしまったのは良くなかった。


4つの足で地面に踏ん張っていたのに、前足の2本が浮いてしまった。


鉄機兵は2本の前足が浮いてしまった事によってバランスが崩れ、その場から身動きが取れなくなり、


「壊れろぉぉぉぉぉ!!!!」


ベルガの渾身横殴りの一撃を避けられない。


『ガシャン!!』


鉄機兵は殴り飛ばされる勢いのままに壁にぶつかると、反撃に転じようとして人型に体を変えようとしたが、


『ギギッ!?』


オークの一撃で鉄機兵の身体が歪み、まともに立つことすら出来なくなってしまっていた。


オークの横殴りの一撃を喰らった鉄機兵の左側の体の部分は、見るも無残にぐちゃぐちゃに捻じ曲がり、壁にぶつかった衝撃で右肩はブランブランと振り子のように揺れる。


それは可変するために関節部分が複雑になった結果として、強度が弱くなってしまっていたのだろう。


状況が絶望的でも何とか人間形態に戻そうとしたが、


「トドメだぁ!!」


オークが迫る。


帰らなければならない。


何とかその場をしのごうと最も強度の高い背中を盾にするように地面に伏せるが、


「ぬおぉぉぉぉぉ!!」


オークは容赦無くハンマーで、背中の鎧ごと叩き潰しに掛かる。

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