表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界
175/1400

異世界26

それを言われてみれば、そうだという話。


今しがた話した通り、古い鉄機兵には我々と直接、面を合わせて戦うほどの能力は存在しない。


そんな鉄機兵が拠点を守る兵士の攻撃を掻い潜り、我々の目の前に存在するなど到底ありえない……ありえないはずなのに目の前には古い鉄機兵のシルエットが見える。


「……君達が外で見たという鉄機兵はアレなのか?」


百聞は一見に如かず、フレンは自分を呼びに来たエルフからアレコレ聞いても余計に混乱するかと思い、自分の目で見て確かめようとしていたが、目前に迫る敵を前にしてはそうはいかない。


外で鉄機兵を見て、自分達を呼びに来たオークとエルフは互いに顔を見合わせると互いに首を横に降る。


この時点で、口に出さなくても目の前にいるあれが想定外の存在だというのが分かるが、


「私達が見たのは平っべたい、トカゲみたいな体格をしていました」


その情報も情報で嬉しくはなかったが、ここで一つ考えが浮かぶ。


トカゲのような鉄機兵が注目を浴びている間に、この旧式の鉄騎兵を忍び込ませた。


新しい鉄機兵というだけで我々は萎縮し恐れ、浮足立っている隙を突かれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ