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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界
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異世界24

だが、その檄を飛ばしたに過ぎない行いは恐怖に沈んだベルガを救い、救われたベルガが前進したことによってフレンもまた、恐怖の中から引き上げられてた。


再び前進を始めたフレン達、暗い廊下の向こうから響く鉄の音。


互いが近付くこの状況、遠くから聞こえた鉄の音は段々と近付く。


『ガシャ…ガシャ…』と間隔を開けて聞こえていた音が『ガシャガシャ』と続いて聞こえるように鳴った時、フレン達はその足を止めた。


それは恐怖で二の足を踏んだ訳ではない、ついに暗い闇の先から鉄機兵の輪郭が見えたからだ。


オーク達は片膝を付いて姿勢を低くすると肉壁となり、後ろのエルフ達が魔力を雷球に変えて臨戦態勢になる。


こちらへと迫る鉄機兵のシルエット、その姿を見たフレンは、


「あれは……古い鉄機兵のなのか?」


戦争が始まったあの日、敵から送られて来た鉄機兵のシルエットが思い浮かぶ。


現在、戦場で見かける鉄機兵はオークに対抗する為か2メートルを越える大型の鉄機兵、エルフの魔術に対抗する為に背中に大砲を積んだタイプの鉄機兵が主流となっている。


だが、それらの鉄機兵が作り出される前に、鉄機兵の雛形と言える鉄機兵が存在していた。


それが、目の前から近付いて来ている鉄機兵である。

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