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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界
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異世界22

自分の存在をバラすようなこの行い。


一見すれば愚かな行為に思えるかもしれないが、


「「………っ!!」」


敵の奏でた鉄の音、それが心臓を叩いて体が震える。


何となくだが感じたのだろう、これは相手が間違えて音を鳴らしたのではなく威嚇。


戦う意思を表明して来たのだ。


敵の戦線布告、戦う身構えをしていたとはいえ、エルフもオークも敵意を飲んでしまった。


敵の勢いを潰し、場の勢いを削ぐのを喰らうというが、相手の勢いに潰され、場の勢いを奪われることを飲まれるという。


フレンとベルガ達は鉄機兵の勢いを体内に収めたからと言って喰らったのではない、彼らは鉄機兵の勢いを飲まされたのだ。


それはこちらが攻められているという負い目が、押し寄せた恐怖の波に逆らう精神力を奪い、為す術もなく恐怖の波に飲み込まれて溺れ、恐怖を体内の中に取り込んでしまう。


その結果、まるで全員が申し合わせたかのように、飲み込んだ恐怖に支配されて身動きが取れなくなってしまった。

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