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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界
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異世界11

「そうであります!!」


「何!?」


話は一瞬で終わった。


上座にいた者も下座にいた者も、身分の差に関係無く驚愕し、


「「何故、敵がここままで来たんだ!!」」


異口同音で高貴なエルフ様と、下賤なエルフは兵士に詰め寄るが、


「見張りは全員して寝ぼけていたのか!!」


「どうしてどいつもこいつも……」


上座のエルフ達は口々に悪態を付いてくが、


「今はそれ所じゃないでしょう!!」


こうなってしまえば戦場に携わる、下座のエルフ達の方が分が上がる。


これがただの会議なら、幾らでも嫌味を聞こう。


しかしここは戦場、高貴なエルフ達のお守りをして、そのまま死んでいくつもりはない。


「敵からの襲撃と言うが、それは我が軍が負けて進行されたのか?それとも奇襲を仕掛けられたのか?」


重要なのは敵がどういう状態で、攻めて来ているかということ。


これが、我が軍が負けて敵が進行してきたというのなら、この場を早々に立ち去らなければ危険に曝される。


しかし、これが敵の奇襲ならば迎撃して、追い払わなければ仲間達が孤立し、挟撃されて仲間達が全員死んでしまう。


同じ「何故、敵がここまで来たんだ!!」という言葉でも高貴なエルフ様と下賤な扱いされているエルフとでは考え方が違う。

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