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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界
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異世界7

手の中に産まれた青い球を軽く握り、しっかりと形成されたのを確認して、エルフは作り上げた青い球体を空に飛ばすと、入れ替わるように空から石の雨が降り注ぐ。


「みんな…生きろ……」


空から降り注ぐ石の雨……エルフはその雨を振り払おうともせず、ただ、微笑を浮かべて石の雨を浴びるのであった……


________


「お前達は一体何をしているのだ!!」


ここは戦場から離れた拠点、死と恐怖でさいなまれる戦場から離れていられる場所。


そんな拠点の中の大広間で叫び声が上がった。


「敵に追い込まれているのも分からないのか!!」


長方形に長く作られた地形図が刻まれたたテーブル、その上座に座るエルフは治まらない気を声に出して荒げる。


「いいか?お前達ボンクラ共がふざけた戦い方をしているから……」


大きく声を張り上げているのに、ネチネチと絡み付く嫌味、それを下座の方にいる者達はうつ向いて話を聞く。


ストレスの発散とばかりに口から吐き出される罵詈雑言、しかし、それに異を唱える者はいない。


それはこのエルフの発言が的を得ているからではなく、上座近く座る者達はこの傲慢なエルフと同じような立場であり、離れた下座の方に座る者達は立場の違いから言葉を発することが出来ない。


一方的な叱責、ただただ無駄な時間を喰い潰す時間が続いた中で、


「申し訳ございません……」


下座に座る一人の人物が、声を上げる。

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