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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界
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異世界2

意図せずに見上げた空は濁っているかのようにドス黒く赤く染まり、空を見る体はとても重いが心地良い。


戦で疲れた体が休まるのを感じるとオークは乱していた息を整え、追い付かない思考を止め、


(疲れたな……)


誇る巨体を動かす体力が尽きたのを感じると、素直な気持ちを心の中で呟く。


このまま何も考えず、そのまま動かずに、ただ空を眺めていられれば幸せだったのだが、次の瞬間には見えていたドス黒い赤い空が途切れ、何かが自分を覗いているのが見える。


魔法を唱えるエルフ。


エルフは生成した雷球を空に撃ち上げると、敵から飛ばされてくる石の砲弾を迎撃する。


撃ち出す雷球と、敵から撃ち出される石の砲弾は空でぶつかり合って弾けながらも、隙間を抜けた弾丸が互いの後衛の兵の上に落ちる。


しかし、何も頭上から迫る攻撃にエルフ達は無防備に晒されている訳ではない。


エルフ達は空から迫る石に対し、魔法で薄い膜のような物を空に形成すると、石に触れた膜は風船ガムのように伸びる。


すると、伸びた膜はそのままある程度伸び切って、包み紙に包まれたガムのように、魔法の膜に石が包まれるとエルフの頭上に落ちてくる。

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