表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
世界
1398/1400

プロローグ25

_______



「うわぁあわぁあぁぁぁああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」



「な…なん……」



車のハンドルに体を預けて休憩をしていたリディの耳に突然、誰かの絶叫が聞こえて顔を上げた瞬間、



『ドッチャ……!!』



鈍い音を鳴らして、地面に叩き付けられたジンを見てしまった。



「……死んだ」



それは確信であった。



地上でRLと殺し合いをしていたからこそ分かる、生命の死。



生きている、()しくはこれから死のうとしている者は、ヒクヒクと体をビクつかせるのだが、即死した者というのは驚くほどに動かない。



神経締めされた魚のようにピクリとも動かずに、地面に横たわる。



後頭部を打ち付けての即死、体が元々弱くなっていたのも致命傷になったであろう……彼は……



「ああっぁああぁぁあぁぁぁあああぁああぁぁあぁぁぁあ!!!!!!!!」



「……っあれは!?」



甲高い絶叫が少し動いたの感じて、上の方を覗いてみると、団地からもう一人落ちて来る。



「後追い自殺……?」



団地に友達がいると聞いていたが……まさか後を追って自殺する程の仲だったとは思っておらず、遺体処理を二人分しないといけないのかと、もうこの先の事を考え始めたのだが、



『タッ!!パンッ!!』



「……待てよ」



彼の友達は、ベランダの縁に足裏を擦らせて減速し、さらに落ちる時にしっかりと、ベランダの縁に手を掛けて減速する。



彼が言うには、その友達は物凄い身体能力をしていると言っていて……



「もしかしてあいつが……」



地上にいる時、美優から手紙を貰ったのだが、その手紙の中に身体検査で……美優には、RLHの存在を教えてあるから、そこら辺は誤魔化して手紙を送ってくれたのだが、歴代一位と二位の身体能力を持つ者が入学しそうと書かれていて、二位の方も中々悪くないが、一位には及ばないと書かれていた。



美優の他愛の無い話をフリをした手紙で、軍部が確保しているRLHが入学して来るのかと身構えていたが、



「……どっちだ?」



団地から垂直落下で降りて来る彼の友達を、運動神経が良いという話で片付けるには少し早計過ぎる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ