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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
世界
1386/1400

プロローグ13

ニュースで、SNSで最近の問題として話題が盛り上がった時には、新たな生物の変異が起きる。



今いる生物達が凶暴化したのに対し、次に生まれて来た世代は肉体が変化していく。



ただ単純に体が強大化する生物がいれば、一部の肉体が膨張したり……中には知性が発達しているものいた。



具体的に言えば、ライオンのように元から群れを形成していた者達は肉体の巨大化、肉体の膨張が起き、熊のように群れを形式しないはずの生物達が群れを作形成する……そして、草食動物は肉すらも食べる雑食性の動物として変化する。



止まらない異変は、飽和したエンターテインメントの中で日々を送る人々にとって、刺激的なミステリーのように捉えていた時には、手が付けられない状況になる。



次々と変化していく中で、人類を窮地に追いやったのは驚異的な成長力。



次に生まれた世代……第二世代の子供は数日で大人へと変貌するのだが、それは小型動物が行う、多くの赤ちゃんを産み生殖戦略の絡み手。



第二世代が子供を産めば、その子供は数日で争う事が出来る程の大人となり、縄張りを広げながら子を為す。



信じられない程に屈強な肉体……信じられない程の知性……信じられない程の繁殖力……それらが合わさった事によって、信じれられない程の侵攻が起きる。



この時点で国々が協力して……そこまでの贅沢は言わない、各国で生物の異変に対処していれば、人類が滅亡の危機に瀕する事も無かった。



この異常事態に初動の遅れを起こしたのは、やはり生物達の異常な成長力が原因。



手遅れに(おちい)るまでに掛かった日数は、たったの数週間。



この数週間のうちに、軍を動かして動物を殲滅する考えをする……そんなのを文明を育んだ世界が、数週間で行う事等出来る訳が無い。



遅かった……違う、遅くされてしまった。



あまりにも早過ぎる異変は、人類が築き上げた世界を破壊し尽くした。



(レボリューション)(ライフ)……)



その脅威を、異変を、人々は新たな命「RL」と呼んだ。



(やっと見つけた、RLに対抗しうるRLH……)



そして、そのRLに対抗しうる存在が彼、RLHなのだ。

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