あとがき
アフレクションネクロマンサーに付いては、ここで一度幕引きとなります。
物語を、こんな中途半端に終わらせるのかと思われるかもしれませんが、話は続きます。
元々は「才能」という携帯小説をエブリスタで書いていました。
その話は、崩壊した世界で少年少女達が運命に巻き込まれていく話でした。
しかし、自分の中で『ふつふつ』と、どうしてこの「才能」の世界は崩壊してしまったのか、なぜ少年少女達は巻き込まれないといけないのか……そう思うようになりました。
何が起きたのかを、自分の中で設定を思い浮かべるか、少し文字に起こせばそれで話は済んだのかもしれませんが、彼等の物語を嘘にしたくありませんでした。
「才能」の世界で運命に巻き込まれる子達がいるのは、その前に「生きた者達」がいるから……運命の始まりに関わり、それに対抗しようとした者達、それが礼人達だったのです。
小説としては「アフレクションネクロマンサー」という作品は、及第点を貰えない作品だと思います。
一本調子で区切りの無い物語、本当なら、もっと区別を付けなければいけなかったのでしょう。
けれど、この作品は次の世代に繋げる事の出来る、生きた小説だとも思っています。
礼人達の駆け抜けた物語が、ここには間違い無くあります。
この生きた小説から、次の物語「小説」を書きます。
ここまで読んでくれた方の為に、次のページからは「才能ー始まりの者語ー」特別な冒頭の数ページを書いて、新たな小説へと移行します。
この作品を応援して下さった方には、この作品が無名の頃から応援していたと言って貰えるように、作品を作り上げたいと思っています。
それでは、次の物語をお楽しみ下さい。
追伸
アフレクションネクロマンサーに付いては、いつか、加筆をしたいと思っています。




