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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
世界
1366/1400

世界66

ニードゥスが、異世界からのアフレクションネクロマンサーと会っていたというのは知っていた……というより、分からされた。



離れた所で、この赤いモノとの融合をする為の儀式をしていた時、尋常ではない霊力を感じた。



それは、向こうの世界に行く者として選ばれた時から、長い年月を掛けて準備して来た事が、吹き飛んでしまうのではと思う程の強力な霊力。



あのアフレクションネクロマンサーに気取られては、長年の計画が消えてしまうと機銃車を送り、監視部隊から届いた連絡は吉報であった。



目の上のたんこぶになりかねないアフレクションネクロマンサーが、生死不明となったと。



その際、ドラゴンとアフレクションネクロマンサーもどきみたいな者がいるという報告も受けたが、それでも最大の難関は消えて、追い風が吹く様に、ドラゴンに復讐心を抱くリザードンが現れた。



そして、最後の関門になるかもしれない、アフレクションネクロマンサーもどきと対面して実力を推し量ったが、内包する霊力は、我々の計画を阻止するモノでは無かったはずなのに、



『キィシャァァァァァ…………』



遠くで、魂達を内包していた赤いムカデが消滅させられていく。



_______



「これじゃない!!!!」



ビレーの魂を吸ったリーフは、赤いムカデを潰しながら次元の狭間を飛ぶ。



奴等の目的は向こうの世界の支配、その為には指導者だけでなく、向こうの生物と融合させる為の魂もいる。



リーフは飛びながら赤いムカデを切り刻んでいるのだが、後者の生物と融合させるための魂を内包したハズレの赤いムカデ。



どこかに、さっきの奴等の赤いムカデがいるはずなのだが……



「……いる」



霊力が完全に覚醒しているリーフには、赤い柱を通じて、こちらを視ている存在に勘付く。



その視ているモノを辿れば自ずと、



「そこかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」



奴等の居場所が分かる。



リーフは、翡翠の翼を広げて一気に飛び上がると、奴等の下へと向かう。



その途中途中で、兵である赤いムカデが飛び掛かって来るが、今のリーフを止める事は叶わず、近付いただけで赤いムカデは消滅する。

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