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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
世界
1365/1400

世界65

_______



「「「楽しみだ向こうの世界!!!!!!」」」



「「「マナの価値を知らぬ者達の世界!!!!!!」」」



「「「我々が正しく新世界を創ろう!!!!!!」」」



まるで観光列車に乗って、お出掛けするかのように談笑をしている。



自分達が、向こうの世界の新たな支配者になると一切疑わず、どのように向こうの世界を創り変えるかの話をしている。



滅びゆく世界を見捨て、自分達は安住の地に行けるのだから、さぞかし気持ちも良いだろう。



惜しむ事があれば、長い旅路に合う酒とツマミを食べる為の体が無い事だが、それも時間の問題。



向こうの世界に辿り着けば肉体を奪える。



霊能者という、エルフと似た能力を持つ者もいるのは知っているが、それでも数が違う。



赤い柱から、次々と生み出される赤いムカデの中に内包されているのは大量の魂。



それが何百匹、何千匹と奇襲を仕掛けるのだ……対抗出来るものでは無い。



勝利を確信し、早く向こうの世界に付かないかと、赤いムカデの列車に揺られていると、



『キィシャァァァァァ…………』



「「「なんだ?」」」



楽しい楽しい旅路に、似つかわしくない叫び声が聞こえた。



「「「視てみよう………………」」」



聞こえて来た叫び声を、ちょっとしたトラブルと割り切らない。



楽しい談笑を切って、何が起きたのかと赤い柱を通じて、何が起きているのかを視てみると、



「「「アフレクションネクロマンサー!!!?」」」



「「「アフレクションネクロマンサー!!!?」」」



「「「アフレクションネクロマンサー!!!?」」」



生身の体で、この異次元の中を突き進んで来るアフレクションネクロマンサーがいる。



「「「バカな、あのアフレクションネクロマンサーには力は無かった!!!!!!」」」



「「「そうだ間違い無い!!!!奴が我々の脅威になるアフレクションネクロマンサーか値踏みをした!!!!」」」



そう、わざわざリーフの前に現れたのは悪ふざけでは無い、自分達の邪魔になるであろうアフレクションネクロマンサーが内包する霊力を見極める為。

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