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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
黒い海
136/1400

黒い海53

(これは凄い!!)


黒い海の中を泳ぐ時、普段なら海で泳ぐような抵抗力を感じるものだが、一切の抵抗力を感じない。


(天翔けるというのは、こういう事を言うのかな?)


今なら三層目どころか、五層目や六層目だって簡単に目指させるが、今は探索では無く帰る事が目的。


緑に輝く光の粉を鱗粉のように解き放ちながら、二層目から一層目を目指して黒い海を飛翔する。


信じられないほどの力、自分自身でも驚愕する力、黒い海を掻き分けて泳いでいたのが、黒い海を切り裂くように飛んでいく。


少し羽ばたいただけで、二層目と一層目を繋ぐ通り道までに辿り着き、そのままの勢いで入り込む。


_______


「あれはなんだ?」


「礼人じゃないのか?」


「まったく、この黒い海で無茶をし過ぎた」


一層目と二層目の繋ぐ通り道の所で待っていたのは、礼人の仲間の霊能者達であった。


「経文とあの力だけじゃ、何かあった時に困るかもしれないから潜霊服だけは絶対に着ろと言ってるのに……」


「二月様とアニーが亡くなってから無理するようになったな……」


「潜霊服」っというのは外殻を備えた潜水服と見た目も機能も同じもので、潜水服は水に押し潰されないようにするためあるが、潜霊服は悪霊などに汚染された場所でも活動出来るように施された物。


階層の入り口前の三人の霊能者は、黒い海に押し潰されて憑りつかれないように潜霊服を着ながら、礼人が帰って来るのを話をしながら待っている。

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