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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
世界
1348/1400

世界48

_______



「はぁ…はぁ…はぁ…………うぅ………」



「グゥゥ……グゥ…………………」



赤い空では、ドラゴンと龍が殺し合う。



ドラゴンは、龍の執拗な赤い稲妻に体を焼かれて、体が焼け焦げている。



龍は、ドラゴンの猛烈な光に焼かれて、体が焦げている。



『ゴロゴロ…………』



龍が体をくねらせると、赤い空が鳴き、



『キィィィ…………』



ドラゴンが胸を輝かせると、空間が鳴き、



『『ドッゴガァァァァァァァァ!!!!!!‼』』



龍とドラゴンが、互いに力を開放するとけたたましい音が鳴り響く。



「ぐぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」



「ギャァァッゥゥゥゥゥンンンンンン!!!!!!!!!!」



ドラゴンと龍の体が破壊されていく。



片や、ドラゴンという最高峰の体に霊力という新たな力を持つ者が叫び声を上げる。



片や、龍という最高峰の体に赤いモノという呪われた力に侵食されている者が叫び声を上げる。



事の発端は、一人のリザードマンが死んだ事であった。



ドラゴンは、一人のリザードマンと出会い、彼もまた力を発現する者と認めて生かした。



しかし、彼は助からなかった。



気を失っている所で、エルフに捕まってしまったのだ。



彼は、エルフの国に連れられて、そこで訓練の為の道具にされて死んでしまった……のだが、そこで運命は終わらなかった。



彼の運命を、一人のエルフが受け取った。



彼が大事にしていた物を受け取ったエルフは、苛まれながら苦しんだ。



自分がしている虐殺に対する罪悪感、最期を見届けるだけで感謝される(やま)しさ、そこに約束という信頼を結ぶ行為が加わる。



エルフは自分が卑しい者だと自覚しているのに、まるで聖人のように扱われる事に、気が狂いそうになりながら生きていると、戦場に出る機会が与えられた。



周りの者達は、功績を貰えると大喜びであったが、そのエルフだけは罪を償う場所を与えられると喜んだ。



彼との約束で、大切な物を渡す約束をしたが、自分のような者には、約束を果たせずに死ぬ、情けない者としての汚名を着飾るのが相応しいと戦場に出たが、そこで一人のアフレクションネクロマンサーと出会う。

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