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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
世界
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世界28

羽を持つリザードマンが、こちらへと迫って来るが、



(小さくなっている?)



あの時見た、大きな羽持つリザードマンとは違い、この森の中を飛ぶ為なのか、体が小さくなっている。



「動くな!!話を聞けば、この場は見逃してやる!!」



自分達の事を追って来た羽持ちのリザードマンとは、違うのかもしれないが、



「リ…リザードマン……」



「どうすれば……」



この状況では、驚異なのは間違い無い。



部下達は、訓練場で檻の中にいたリザードマンと対面するのと、戦場で初めて会う、命が保証されない状況での対面の違いに恐怖を覚えて震えている。



(あぁ、そうだよ……これが戦場だ)



殺意を込めて吼えて来ようとも、殺意を込めて目を血走らせ来ても、殺意を込めて爪を立てて手を伸ばして来ても、安全が保障されている訓練場とは訳が違う。



「言う事を聞け。死にたくは……」



「一人で何が出来る!!!!!!!!」



「なに?」



この羽を持つリザードマンが、言っている「この場は見逃す」というのは嘘では無いだろう。



部下達は、戦場でのリザードマン達の対面というだけで緊張して、相手の力量を測れていないが、自分には分かる……目の前にいるのは化け物だ。



まるで、マナの源泉を掘り出したかのような、力の圧を嫌でも感じてしまう。



力の差は歴然、目の前のリザードマンが本気を出せば、ここに居る者達は全員殺される……それを分かっているからこそ、



「見るんだ!!!!奴の血だらけの体を!!!!我々を殺すのが目的なはずなのに、話し合いを求めるのは、我々全員を相手にする事が出来無いからだ!!!!」



「キサマ……」



死を覚悟をして、ここで戦う事を選ぶ。



もちろん、時間稼ぎをするなら、ここで情報を吐いて、拠点に戻って籠城するのが一番正しいと思うかもしれないが、そうでもない。



指揮官からは、この先で何が行われるのかという、具体的な話は教えて貰っていないが「世界を創る」という言葉は教えて貰った。



それが何を意味するのかは分からないが、この羽を持つリザードマンは「世界を創る」という言葉を聞いたら、何かしらを察し、拠点で籠城する自分達を無視して、この先で行われる事を潰そうと行ってしまうだろう。



「怯む事は無い!!!!このまま奴を血祭りにあげてやれ!!!!」



「「「お…おぉ!!!!」」」



それなら私達は助かるが、それでは全てを無に還してしまう……先に死んで逝った者達が、全て犬死になってしまう……だから、ここで兵士として役目を果たす。

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