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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
世界
1320/1400

世界20

そんなのを、生身の肉体を持つ者が相手にする事が出来るはずもなく、頼みの綱は鉄騎兵であったが、その頼みの綱は、とても頑丈であった。



これは進行する為の歩みでは無い、これはあくまでも銃口を下に向ける為の布石。



こちらの真の狙いは、



『バッサァァァァァァァ!!!!!!!!!!』



「行くかレイン」



赤い雲の中から、レインが敵陣中央に向けて急降下を掛ける。



_______



「例のリザードマンが来ました!!!!」



「掛ったな!!!!信号弾上げぃ!!!!」



その光景は二度目だ。



あの時、乱戦に混ざって地上から降りて来た、羽を持つリザードマン。



そのリザードマンが圧倒的な力を持っていたのも見たが、巨大な地上を這うリザードマンに対して、敵対していたのも見ていた。



そこから羽を持つリザードマンは、第三陣営であるリミィの者の所だというのは想像に(かた)くなく、万が一ではなく、空から奇襲を仕掛けて来る事を念頭に置いて、



『『『ズッダッダッダッダッダッダッ!!‼!!!!』』』



機銃車を配置していた。



幾重に重なった弾丸が、羽を持つリザードマンへと飛び交うが、



『バッサァァァァァァァ!!!!!!!!!!』



地上にぶつかる勢いで、加速する羽を持つリザードマンに狙いが定まらない。



「あれでは!?」



「問題無い、相手は避けている。避けているという事は、あれを喰らえば負傷するという事だ。慌てずに、撃ち続けさせろ」



こちらの武器は、魔法よりも殺傷能力の高い弾丸と手数。



最初の時点で落とせれば、それに越したことは無いが、重要なのは弾幕を張り続ける事で、それは、魔法の時から一切変わっていない。



銃弾が飛び交う中を、羽を持つリザードマンが加速して避けていたが、



『バッッッ……サァァァァァ!!!!!!』



加速で避けるのが難しくなって、羽をバタつかて宙を泳ぐように避け始める。



「押し込め!!!!相手は嫌がっているぞ!!!!」



本陣へと突っ込んでいた軌道を、弾丸を避ける為の軌道に変えた時点で勝敗は付いた。



弾丸の雨のせいで、上昇を掛けられずに、宙を右往左往するだけで精一杯の羽を持つリザードマン。



「そのまま落とせ!!!!」



弾丸で空への道が塞がれば、地上の鉄騎兵を狙う弾丸に身を晒す事になる。

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