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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
世界
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世界18

『グルゥゥゥ……』



そうして話は戻る事になるのだが、



「彼等は味方だ。間違っても襲う事の無いように」



顔合わせというよりは、ワイバーンに自分達を教え込んでいるというのが正しい。



大きな体を持つはずのオークですら、ワイバーンの前では縮こまってしまうが、



「さて、顔合わせも終わった所で、今回の作戦に付いてお話します」



リディは気にせずに話を進める。



「私達の作戦は、鉄騎兵を前に出して進み、後から私達が付いて行くというの基本の形になりますが、今回はワイバーンが空から、襲撃を行います」



『グルル……』



「落ち着くんだ」



初めての戦いに、気が立ってしまったワイバーンが手足をドスドスとするが、それをレインが治める。



「そして、戦いの場になるのは、アフレクションネクロマンサーが眠る大樹がある、平原になるでしょうが、それは、ただの戦いではありません。あの機銃車をメインにして戦うには、森の中は遮蔽物があり過ぎて力を遺憾無く発揮する事が出来ない以上、平原の戦いが、最初からの全力の戦いになるでしょう」



リディの頭の中には、既に平原の戦いが浮かび上がっていて、



「その戦いに勝てば、彼等には守ってくれるオークも鉄騎兵もありません。例えサイクロプスがいたとしても、私達にはアフレクションネクロマンサー達がいてくれます。拠点を落とすのは容易い事です」



その先の、拠点を奪った姿すらも思い浮かべている。



「さぁ、行きましょう。本国の野望を潰す為に」



「「「おおぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」」」



『『『ガッッシャン!!!!!!!!!!!!』』』



『『『グゥォォォォォォォォ!!!!!!‼!!』』』



リミィの号令と共に拠点の扉が開くと、鉄騎兵達が歩き出し、オークとエルフ達も進み出し、ワイバーン達が羽ばたいて空へと向かう。



_______



「前方から鉄騎兵が来ます」



「うむ、機銃車の準備は万端だな?」



「はい、問題無く」



赤い大樹が見える不気味な平原、この平原が機銃車を最大限に生かせる戦場であり、この先の森が広がる場所では戦えない。

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