表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
1255/1400

異世界のアフレクションネクロマンサー704

「…………」



核心を突かれた訳では無い、話をしても良い事なのだが……



「あの…知らないとは?」



あれ程、虚勢を張っていたエルフも、こちらの態度に不安を覚えて、おずおずと聞き返して来る。



「……君達の知らない事は、後で話す人が来てくれます。時間稼ぎではありませんが、私の質問に答えて頂きたい」



「わ……分かりました……」



エルフは不安を覚えているが、その不安に応えるのは異世界から来た自分よりも、この世界のリディの方がふさわしい。



「アフレクションネクロマンサーによって、運命を狂わされたと思える方を紹介して欲しい」



「運命を狂わされた……?」



「そうです。運命を狂わされた人ですが……話したくない事ですか?」



アフレクションネクロマンサーは、ざっとで言えば、エルフ達にとっては英雄的な存在、その英雄に運命を狂わされた人物は秘匿したいという気持ちもあるのかもしれないが……



「あの……運命を狂わされたとは、どういう意味なのでしょうか?」



「とぼけてるのか?」



「そうでは無くて……あたなアフレクションネクロマンサーに付いて何を知っているのですか?」



(そこまで、知らないのか……)



唯一すがるべき相手の事すら、知らない者達……それは憐れというよりは恐怖を覚えてしまう。



(元々、そういう存在とはいえ……本気なんだな)



異世界から、この世界に来て、リディ達にいろいろ教わったが、それでもこの惨状を直接見せられると気分が悪くなる。



「良いでしょう。アフレクションネクロマンサーというのは……」



レインは、アフレクションネクロマンサーが運命を狂わされる者という事を教える。



何か具体的な例を出すとかでは無いが「アフレクション」の意味を教え、



「そんな…アフレクションネクロマンサー様が……」



「彼は、自分の役目を終えたが、まだ事は終わっていない。ならば、アフレクションネクロマンサーは何かを残したと考えるのが、妥当なはずだ」



礼人と呼ばれていたアフレクションネクロマンサーが、眠りに付いた事も教える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ