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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー683

黄金の体が、真っ赤に染め上げられる、黄金のドラゴンが、真っ赤なドラゴンに成り下がる。



「うっ…ぐぅ……あぅ……」



炎を浴びせられて体が熱くなるとか、雷を浴びせられて体が痺れるとは違う感覚。



(力が抜ける……力がどこにあるのか分からない……)



肉体を、マナを、何も感じられない。



まるで、体から魂だけを引きずり出されて、ガラスケースに放り込まれたかのように、体と自分が剥離してしまっているが、泣き言を言っている場合ではない。



「ふぅぅぅぅぅ……」



息を吐いて、体をリラックスさせる事で体の感覚を取り戻そうとするのだが、



『ブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュ!!!!!!!!!!!!』



破裂した、超弩級ドラゴンの手が再生しながら、こちらへと伸びて来る。



「ふぅぅぅぅぅ……」



超弩級ドラゴンの魔の手が迫り、こちらを捕えようとするが、それでも体の感覚を取り戻すのが最優先。



口から空気を取り入れて、肺に空気を溜めて……血管に酸素が回って筋肉が、脳が活性化し、空気が満たされる気持ち良さで体の感覚が、ガラスケースに閉じ込められたていた魂と引き合い……



『ブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュ!!!!!!!!!!!!』



「ぐっ!!!?」



魂と体が元通りに重なり合ったのだが、体を動かす前に、超弩級ドラゴンの再生した手の方に掴まれてしまう。



そして、超弩級ドラゴンの手に掴まれるという事は、赤いモノに飲み込まれるという事で……



「うおぉおおぉぉぉおおぉぉぉおぉぉおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



『ブジュゥゥゥゥゥゥゥゥッゥウウゥッゥゥゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』



そのままなら、赤いモノに飲み込まれて、ドラゴンの体を乗っ取られる所だったが、



「あぁあぁああぁぁぁぁあぁぁぁっぁっぁぁあぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



赤いモノで染め上げられて、赤いドラゴンと化していたが、雄叫びを上げると体に染み付いた赤いモノがメッキのように剥げて飛び散る。

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