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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー583

見張りの人間を処理したドラゴンは、宿舎という人間の巣に顔を突っ込んで炎を吐く。


宿舎の中で寝ていた人間は、突然の火の海に成す術無く悲鳴を上げて死ぬか、命からがら逃げ出したとしても、外で待ち構えていたドラゴンにあっけなく殺される……


その一連の流れを映した映像から、ドラゴンというのが古い生き物では無く、現代においても危険な存在だと再認識されるキッカケとなった。


その後、ドラゴン達をどうしたかというと、紛争していた国に和睦を勧めて、両国に協力をさせてドラゴン退治をさせようとしたが、そんなあっさりと上手くいく訳がない。


昨日まで戦争をしていた国同士に、今日から仲良くしろというのが無謀なのは分かっている。


とはいえ一時休戦させて、国連軍が入り込んで始末するというのも難しい話。


大国は、ドラゴンをどうしたものかと頭を悩ませて、対処法を模索もさくしていたのに、この紛争していた国が、大国の逆鱗に触れるマネをする。


ドラゴンの存在に緊張感が高まるのと同時に、色んな国が考えても口にせず、腹の中ではやりたいと思っても、おくびにも出さずにいたのに、紛争していた国は、ドラゴンを捕まえて生物兵器にしようとしたのだ。


戦闘機とヘリの中間……その程度の話では無い、新たな次元の兵器。


燃料はエサ、整備は必要無い、武器は自慢の肉体と、自前の爪と炎……費用効果は抜群で、兵器としての脅威も抜群。


ドラゴンの兵器転用というのは、どの国でも考えていたが、保護するという名目で互いに牽制し合っていたのに、小国のくせに禁忌に触れたのだ。


もちろんこれに対しては、和睦という優しい提案では無く、ドラゴンを兵器転用するというのなら、国ごとほろぼすという強い警告を与えたのだが、それを逆に大国のアキレス腱だと勘違いして、ドラゴンを掴めるためにやっきになってしまう。


小国の舐めた態度に大国はブチ切れて、人道的な面からやろうとしなかった小国潰しを行った。

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