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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー578

礼人の話が終わる。


裏の歴史と言われる本の話。


元々は夢物語、ファンタジー小説の一冊として扱われていた話であった。


戦闘機と言う複雑な機構を持つ兵器、銃の突然の出現。


いくら天才がいたとしても、制作の過程をすっ飛ばし、完成品がいきなりポンッと現れるはずが無い。


戦闘機の発祥の地が分からず、ある日突然、各国で文明の息吹が芽吹いたものの、戦闘機の事が書かれているからと言って、この本を参考文献にするにはナンセンスと、相手をされる事は無かった。


長く、戦闘機や銃の出現が謎に包まれたまま、色んな仮説が飛び交う中、ある書物の発見により、話が変わる。


その書物とは、礼人が話した本の発見。


いや、その本は話の流れから考えたら、最初から存在しているではないかと思うかもしれないが、そうでは無いのだ。


確かに、この本昔から存在する。


しかし、いつからあるのかが分からなかった。


今なら本には初出、発刊日が記載されているが、古い本だった為にそのような記載が無く、その為に古い本だというのは、分かっていたという状況であった。


ならば、歴史を覆す程の何が見つかったとのかというと、原書が見つかったのだ。


とある国にある、観光地となった街。


そこには大きな城があり、本のモデルとなった土地として、少々有名な場所であった。


観光客が大挙してやってくるという事は無かったが、それでも観光客が訪れる。


城の中の観光、当時の人が使っていた道具や部屋……特にその中でも、玉座に座れるのが人気であった。


王様の衣装を着て、王だけが座る事を許された椅子に座って、写真を撮る。


沢山の人が椅子に座り、沢山の人が写真を撮る。


その様な事が長く続くと、玉座の脚にガタが来る。


このままで椅子が壊れてしまうので、玉座を展示品にし、レプリカを作ろうという話があがる。


その意見に反対する者がいるはずも無く、玉座を展示品にする前に点検しようとすると、脚の亀裂から中が見えたのだが、そこに鉄の箱が隠されていた。

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