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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー560

裸の王様達に、何の策も無いから、お前達の命で、ドラゴンに対抗しろと送り出され、文字通り仲間が命を散らし、いつか自分も死ぬ状況。


そんな時に、敵国がドラゴンを蹴散らし、連合国がハリボテになっている事を指摘されては、否応無しに投降をするというもの。


兵士を失くした連合国は間もなく瓦解し、我が国の一部となった……となれば話はまだ良かったのだが、兵士達が国を先に奪ったのはドラゴン。


これによって、人類とドラゴンの完全なる戦いの構図が出来上がる。


戦況としては人類が有利……とは言い難い。


兵士が投降して来て、人員が増えた所で、ドラゴンに対抗するには、戦闘機と銃が必要。


一番良い状況は、戦闘機が爆撃した後に、重装兵がグランドラゴンを牽制しながら、銃を撃つという状況。


しかし、銃を用意するのはまだしも、戦闘機を用意して、パイロットを育てるとなると、かなりの時間が必要になるのもあるが、空を飛ぶドラゴンと対峙出来るのは戦闘機だけ。


拡大したドラゴンの勢力に対して、戦闘機の数が足りな過ぎて、一番良い状況で戦うのが難しくなってしまっていた。


そこで、考え出されたのが……と言うより、方法は1つしかなく。


重装兵と銃兵で立ち向かい、重要な局面で戦闘機による爆撃を行う事になる。


これに付いては、不満が出なかったのかと思うかもしれないが、元々ドラゴンと戦えなかった属国にとっては、銃という武器は夢のような物。


ドラゴンに殺されるだけの運命から、戦えるようになったのだから、不満等と出るはずも無い。


属国になった兵士達を使い、人間が持つ最大の武器、人海戦術で押し込む。


多くの犠牲者を出す事になるが、それでも、ドラゴンを追い込む。


多くの犠牲者が出ても、人類の勝利という希望が見えているお陰で、ドラゴンとの戦いを聖戦と呼ぶ事が出来る。


裸の王様達の死んで来いという命令とは違う、自分達の未来を掴む為という言葉は、兵士達に戦う気力を与え続けた。

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