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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー543

くだらない脅しに付き合う暇は無いと、各国で、ドラゴンの始末に爆弾気球の準備がされるが、それは無駄な行為に終わる。


宣戦布告の通達を受けた中の一国。


これからドラゴン討伐隊を出立させようとした矢先、遠くの空から影が見える。


それはドラゴンの襲来。


大慌てで、爆弾気球を展開させて空に飛ばすが、ドラゴンの群れは爆弾気球を察して近付いて来ない。


全くの無駄撃ち。


街中が、ドラゴンの襲来でパニックなる。


買い物客や、散歩をしている者で賑やかだった音が、悲鳴に変わる。


民衆が、少しでも安全な我が家に帰ろうと走り出し、緊急事態で飛び出した兵士達で、通りがごった返す。


逃げろという悲鳴と、道を開けろという怒声が、押し合いへし合い、どちらも譲らないから行き来が難しくなり、多くの者達が通りで立ち往生してしまう。


そんな身動きが取れない人間に対して、ドラゴンが同情する訳もなく、街の頭上まで来てしまう。


民はドラゴンの襲来に怯え震えて地面にうずくまり、兵士達は何とかドラゴンを追い払おうと剣を掲げて、大声で叫ぶが、それには何の意味も無い。


ドラゴンにとっては、それら全てが怯えて鳴いているネズミのようにしか見えない。


どこから始末するかと、旋回していると、遠い空から何かの群れが飛んで来ているのが見えた。


それは別の群れのドラゴンだろうか。


それならそれで、合流してから人間を始末しても良いだろうと、遠い空から来る者達を待っていると、様子がおかしい事に気付く。


空を飛んではいるが、それはドラゴンとは似ても似つかない姿。


もう、それが分かっただけで十分で、ドラゴンは自分達以外の存在が空を飛んでいる事を許さない。


自分の方に向かってくる何か達に方向をあげるが、その何か達は恐れる事無く突っ込んで来て……


属国防衛戦


こちらの宣戦布告に対して、真に受ける国が無いのは百も承知。


そこで、戦闘機を飛ばし、爆撃をする事によって、力の差を分からせる作戦が取られ、襲撃を行う為に飛行していたのだが、なんの運命の巡り会わせなのか、爆撃しようとしていた街を、ドラゴンが襲おうとしていた。

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