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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー533

男は、兵士達に連れられて着いた、初めての戦場に息を飲む。


街や町から招集された兵士達で、大地が溢れ返っている。


ドラゴンが空を闊歩しなくなってからの戦争は、今までのドラゴンに見つからないような、コソコソとした小競こぜり合いとは違う。


自軍も、敵軍も、兵士をこれでもかと大挙して陣を構え、争う準備をしている。


男は戦争に付いては、全くの素人、付き人だった兵士達に、戦局の予想を聞かせて貰うと、こちらの方が有利だという事。


敵軍は、侵略行為を繰り返して、戦争の練度が上がっているのは事実だが、連戦に次ぐ連戦、勝って調子付いているのか、タコの足を延ばすように途方も無く戦い続けている。


ならば、敵の物資は乏しく、兵の士気も下がっているのかというと、そうではないらしい。


そんな連戦続きの侵略した行為で、物資と兵が持つ理由は、侵略した国からそっくりそのまま、物資と兵士を転用し、戦争に参加すれば、高い生活水準を保証し、活躍した者達には、属国の者であろと相応の報酬を約束し、それを果たす事で士気も高い。


しかし、そんな話を聞いてしまっては、なぜこちらが有利なのかと……こちらも士気が高く、物資も潤沢だと仮定しても互角。


こちらが有利というのは、あくまでも、兵士達の楽観的な観測、自軍が勝つと信じたい心情から来るのかと思ってしまう。


兵士達の自信満々な雰囲気。


確かに、戦う前から怯えていてはどうにもならない、病は気からというの様に、気持ちも大事な要素


男は水を差さないように、兵士達に心強いと伝えると、兵士達は喜びながらも、男に見て貰いたい物があると言うと、ある物を指差す。


兵士達が指差す方を見ると、そこにあるのは木の台車に乗せられて、鉄で出来た、高さは人の腰位、長さは成人男性ほどの鉄の筒。


男は見た事も無い物に、目を丸くしながら観察していると、兵士達があれこそが、我が軍を勝利に導く新兵器だという。

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