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IF55話 肌が綺麗

 夏休みが終わり、2学期が始まる。そこから9月4日の朝。修学旅行2日。起きて制服に着替えて食堂で朝ご飯食べた後、部屋に戻って身支度を済ませロビーに集合する。集合したら海に行って着いたら先生たちから、注意事項を聞いて更衣室に行く。水着に着替えて更衣室から出て海に行く。


 海が綺麗だな。ここまで海が綺麗なのは、工場から出るようなゴミがないとか、ポイ捨てする人がいないからか? こう言う綺麗な海を見るのは、沖縄とか行かないと見れないもんなぁ~。オレは沖縄しか知らないけど。それにしもて、まさかプリシラも水着に着替えるとは思わなかった・・・。ゲームじゃアイツは着なかったぞ。何で着る気になったんだ?


「ラザ、そこでなにやってるの?」


 後ろを振り向くとエディスさんがこっちに来る。


「エディスさん。海を見てただけですよ。それよりエディスさんは大丈夫ですか? 何か顔色が悪いですよ」

「エメリーとプリシラさんの胸を見て、落胆してる・・・」

「またですか。そう言うのは諦めた方がいいですよ。考えるだけで虚しくなるかと」


「そうだけどさぁ。やっぱり考えちゃうよ・・・。どうすればいいと思う?」

「知りません。自分で考えてください」

「ラザに聞いても意味ないかぁ~。あの2人ならそろそろ来ると思うよ」


「オレはあの2人が中々こっちに来れないと予想しますよ」

「そうかもね。その間どうしよっか?」

「オレはパラソルの下で横になってますよ」


「折角の海なのに!? 遊ばないの?」

「あぁ何か今日遊ばなくても、違う日に遊べそうな気がするので。なら今日はゆっくりしようと」

「そうなの? まぁ確かにプリシラさんなら、ここまですぐに来れそうだね」


 本当だよ。まさか転移魔法が使えるとは思わなかった。しかも一度来た場所なら、すぐに行けるとはな。今度から転移魔法で家に帰ろうかな。


「アタシは海でも泳いでよっと」


 エディスさんは軽い運動をしないで、すぐに海に入る。


 おいおい少し運動ぐらいしろよ・・・。足をつるぞ。


 オレは軽い運動をする。軽い運動をしていると、エディスさんが溺れていた。オレはすぐに助けに行って、海から上がる。


「軽い運動をしないからそうなるんですよ」

「だ、だって・・・。お、溺れるとは、思わなかった・・・」

「そもそも泳げるんですか?」


「泳げるよ」

「そうですか。少し休んでいてください」


 オレはパラソルの下までエディスさんを運ぶ。


「ラザがいなかったら、アタシ死んでたかも・・・」

「縁起でもない事を言わないでくださいよ。それにしても2人は遅いな・・・。ちょっと見てきますね」

「いってらっしゃい~」


 オレは2人が中々来ないで、更衣室の方に行く。行くと男女関係なく人が群がっている。その中をかき分けていく。


「来たか主よ」

「こんな所で何してるんだよ。何で早く来ないんだよ?」

「この人混みを見ろ。とてもじゃないが、行くのが大変だろ」


「飛んで行けよ。そうすればすぐにでも来られるだろ」

「それもそうだな」

「おいラザ。もう少しここに留まらせろよ。俺たちは精霊様の姿を、この目で焼き付けたいんだ」


「そうよ。もう少し留まらせて」

「嫌です駄目です。ここに留まらせると他の人たちの迷惑なので、今すぐ移動します」

「それぐらいいだろ! 大体お前はいつでも見れるだろ。俺達は女子と違って見れ無いんだぞ!」


「知りませんよ。それ以上ウチのプリシラを見るのを、止めてくれませんか? 目玉抉りますよ」


 オレは殺気を出して周囲を黙らせる。


「「「「「すすすすすみませんでした!」」」」」


 群がっていた人たちは、一斉に散り始める。


「全く」

「主もそう言う事を言うのだな。ちと感動したぞ」

「・・・オレかなり恥ずかしい事言った?」


「そうだな」

「・・・・・・死にたくなってきた」

「死なれたら困るのだがな。そろそろ行こうではないか。更衣室から出れぬ、エメリーも一緒にな」


「は、はい・・・」


 オレたちは更衣室前から移動する。


「エメリー様は外に出れなかったんですか?」

「はい。流石にあの数の人前では出れません・・・」

「確かに出れませよね。少しは人の迷惑を考えてほしいものですね」


「そうだな。ところでエディスはどうした?」

「パラソルの下で休んでいるよ。アイツは海で溺れた」

「溺れたんですか!? 大丈夫何ですか?」


「生きてるので大丈夫ですよ。軽い運動をしないで海に入るから、溺れるんですよ。入るなら軽く運動してから、入ってください」

「分かりました」


 オレたちはエディスさんの所に行く。エディスさんは軽く運動をしていたので、エメリー様も軽い運動をして海に入る。オレとプリシラは、パラソルの下に座る。


「思ったんだけどさぁ。プリシラって肌が綺麗だよな、何か特別な事でもしてるのか?」

「特に何もして無いのだがなぁ。主に褒められるのは良いものだな」

「素でこれか・・・。女性たちに嫉妬されるだろうな」


「あぁ凝視されていたな。なるほど。肌を見ていたのか」

「多分それだけじゃないだろうな」


 オレたちは午後まで海で遊んだりゆっくりする。


 次の日。修学旅行最後の日で観光街に行って観光する。エメリー様たちと観光して、親と使用人にお土産を買う。観光が終われば王都に帰る。

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