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関係
しばらく進んで行くと柴乃が
「私、ここ知っていますぅ。」
「え!?」
なぜ?いや、ここに来てから不可解な事が多い。
「なんで知っているんだ?」
「ここが地元ですぅ。」
確かに柴乃の出生を聞いたことがなかった。
でも、地元が天空?
なぜ下界で冒険者をしているの?
「えっとぉ。神様の居場所でしたよねぇ。」
「そうだね。」
「"アラファト"ですよねぇ。」
「うん。」
「それなら、こっちですぅ。」
と柴乃に連れられて進んで行く。
こんな広い場所で神の居場所を知っているの?
そういえば、手紙を読んだときも様子がおかしかった。
"柴乃"と"アラファト"に何か関係があるの?




