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しゅっぱーつ
という訳で、入らせていただきまして、
「失礼しますぅ。」
うわ、緊張するー!
この神社を燃やさないようにでしょ?
やばいわ。
え、私大丈夫だよね?
技術あるよね?
怖いんだけど!
はぁ。とふと目をやると近くに大仏があった。
神様って近くで見ると懐かしい気がする。
やっぱり、親だからかな。
莉久もそれを思っているのかじっと見つめてる。
ちなみに柴乃は
「えぇ!神聖な場所!神聖な場所に私入ってますぅ!凄い経験ですぅ!」
騒がしいくらいはしゃいでるんだよなぁ。
これからの事を起こることを本当に分かっているのかな?
そろそろ聞いてみるか。
「ねえ、死ぬ準備はOK?」
「待ってほしいのだが。」
「そうですよぉ!人間、簡単に死ねる準備は出来ないですよぉ!」
「ちょっと無理かな!行くよー!」
私達は本当に行けるかも分からない天空城下町に向けて出発した。




