表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/112

消えた子供

まあ、気にせず進もうか。

「美奈さん!やっぱり、モンスターが多いですぅ!」

「大丈夫!このまま、強行突破するよ!」

私達はずっと走って進んだ。

やっと私達が入国審査?を受けた場所が見えた。

「あそこに人はいると思う。だから気をつけて行くぞ。」

「了解!」

あれ?気をつけて行くって言ってたのに、紫乃突っ込んでない?

やば!

人が出てきた!

もう!突っ込むしかないか!

莉久が暴風を起こし、目隠しを作る。その間にカメラっぽい物を私が破壊。

そのまま、階段をみんなでかけ登った。

行く時、扉壊しちゃったからね。

閉めようがない。

教会の外に出て後ろを見ると追っ手はいなかった。

「危なー。」

「疲れましたぁ。」

「みんな、居るかー?」

何人か怪我をしているけど、軽傷で、大丈夫みたい。

ただ、

「莉久。子供って町にいなかったの?」

そう。子供が居ないのだ。

「いや、10人くらいの子供はいたはずだ。」

「そして、トモリ村に向かった女の子を除いて9人?そんな9人が一気に姿を消すことがある?牢屋にはいたの?」

村の人達は頷き

「私達が牢屋を脱出するときからみていないですね…。」

「地獄に取り残されてることはないと思うけど。」

なんか、嫌な予感がする。

その時、1人の女性が声をかけてきた

「あの、トモリ村に向かった女の子って6歳くらいの子ですか?」

「はい。そうですが。」

「よかった。家の子なんです。」

「それは良かったです!トモリ村の親戚の家に居ますよ。」

「ありがとうございます!」

1人は無事にトモリ村にいると思うし、あの女の子の親が居場所が分かって安心したように、他の親も安心したいはず。

探さないと。

でも、

「莉久はどうするの?莉久の目的であった村の人達はほとんどの人が帰ってきた。だから、このまま旅を続けるか、町の人達と帰るか。」

「うーん。俺としては着いて行きたいが、町の人も守らなければならないしな…。」

「莉久様。行ってください。」

「でも…。」

「私達は団結して、軽いモンスターくらいなら倒すことができます。だから行ってください。」

「……分かった。ただ、冒険者などを雇ったり、何かあれば、俺を頼ること。それだけは約束だ。」

「了解しました。行ってらっしゃいませ。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ